大事な靴のクリーニングと洗い方 自分で洗う靴とプロに任せる靴

革靴のクリーニング 丸洗いと磨きの違いと補償の上限

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玄関の棚に紳士靴とパンプスが並び横に送る前の空の段ボール箱がある絵に革靴のクリーニングの文字

仕事の革靴が汚れてきて、水で丸洗いしても大丈夫なのか迷っている人は多いと思います。靴のメーカーの案内では、革靴は濡れたらこすらずに乾かし、それから手入れをします。任せるなら、補償の上限と素材の注意を先に見て、2足を1パックにするか1足ずつ頼むかを決めます。家で丸洗いする場合は、乾かすのに日数がかかることも頭に入れておきます。

この記事で分かること

  1. 濡れた革はこすらず乾かすのが先
  2. 丸洗いは溜まった汚れに 磨きは別料金の仕上げ
  3. 補償の上限は会社の規約で決まる
  4. 2足なら1パック 1足ずつならオプションを選ぶ

革靴は水洗いできるのか

ひさしの下の日陰で中に白い紙を詰めた茶色の革靴が木の台に並ぶ絵
ひさしの下の日陰で中に白い紙を詰めた茶色の革靴が木の台に並ぶ絵

結論

家では濡れた革をこすらずに乾かすことを先にし、丸洗いは乾かす手間まで考えて任せるかどうかを決めます

雨の日に履いた革靴に、シミや汚れが残ってしまうことがありますよね。水で洗えば落ちそうに思えても、革が傷まないかが気になります。大事にしている靴ほど、私は家で洗うのがこわいと感じます。

濡れた革はこすらず乾かす

革は、濡れているときがいちばんデリケートです。

靴底が革のレザーソールは、濡れて乾くと柔らかさがなくなり、ひび割れや摩耗が早くなります。だからレザーソールの靴は、できるだけ濡らさずに履きたいところです。濡れた革はこすらずに乾かすことを先にし、あとからしっかり手入れをする、と靴のメーカーは案内しています。

丸洗いは乾くまでが長い

雨のシミが残った革靴は、レザー用のシャンプーで全体を丸洗いすると目立たなくできる、とするメーカーもあります。洗ったら2週間くらいかけて全体を乾かし、乾いたらクリームで保湿する流れです。自宅でもできる一方で、プロに任せた方が確かなので店に持ち込むのがよい、という考えです。

石けんのクリーナーなどを使う場合も、製品に書かれた注意と、靴の作り手の案内に沿って進めます。水を使わない日ごろの手入れは、革靴の手入れの記事で順を追って書いています。

家で丸洗いするなら、洗ったあとに乾かして保湿するところまでが1つの作業になります。

任せると1足ずつ手で洗う

この記事で取り上げる2社は、どちらも靴を1足ずつ洗う形をとっています。KutoonWash(クトゥーンウォッシュ)の規約では、革靴は1足ずつ手で洗うコースに入っています。工程では、まず届いた靴を1足ごとに点検します。手洗い用の洗剤で洗ってから、型崩れしないよう専用の乾燥機にかけます。

美靴パックも、紳士靴を洗った事例を載せています。革に優しい乾燥機で乾かすので縮みなどはないと、公式は紹介しています。家で洗うと何日もかかる乾燥まで、1足ずつ任せられるのが、家で洗うときとの違いです。

丸洗いと磨きは何が違うのか

ふだんの汚れはクリーナー・溜まった汚れに丸洗い・磨きは1100円の仕上げという役目の違いと美靴パックの補色の事例を並べた図
丸洗いと磨きの役目の違い

古いクリームが重なって曇った仕事の革靴を前にすると、拭けば済むのか洗うのか迷いますよね。汚れが溜まった靴だけ丸洗いすると決めておくと、迷いが減ります。

丸洗いは溜まった汚れのとき

手入れ用品のメーカーの案内では、古いクリームの成分や革の中まで染みた汚れは、ふつうは汚れ落としのクリーナーで落ちます。ただ、汚れがよほど溜まって定着すると、クリーナーだけでは落としきれない場合が出てくるそうです。

窓の光が入る木の机に茶色の革靴と馬毛のブラシと白い布とクリームの瓶が置かれた絵
窓の光が入る木の机に茶色の革靴と馬毛のブラシと白い布とクリームの瓶が置かれた絵

クリーナーで拭いても曇りが残るかどうかが、丸洗いを考える目安になります。

磨きは洗ったあとの仕上げ

靴のメーカーは、靴が雨に濡れると、塗っていたクリームなどの栄養分が抜けてしまうと書いています。KutoonWash では、革靴にプラス1,100円(税込)で磨き仕上げを付けられます。洗いのコースに磨きを足すかどうかは、1足ずつ選べます。

美靴パックの事例は補色まで

美靴パックは、紳士靴の事例を紹介しています。乾かしたあとに黒の靴クリームで栄養と潤いを入れ、細かい傷には補色をしたそうです。色を補う加工はパックの料金に含まれず、1足 990円(税込)を足して付けます。補色をすると風合いが変わる靴もあり、布製品やエナメル製品などは補色できません。美靴パックは対応できる靴の一覧で、紳士靴と婦人靴(ミュール・ハイヒール)などを挙げています。

2足までを1パックの料金(7,590円〜・表示は最低料金)で任せるなら、美靴パックが向いています。パックの額は往復の送料込みです。ただし、北海道・沖縄・離島は除かれ、指定業者の陸便を使う場合に限ります。次のボタンの先は美靴パックの公式サイトです。対応できる靴の一覧と、2足ぶんの料金を確かめられます。

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  • 2足までを1パックにして、往復の送料が入った料金で頼めると公式は案内しています。

自宅から送れるのか

近くに靴の店が無く、仕事帰りに持ち込む時間も取れない人もいると思います。玄関から送れると分かると、頼む前の迷いが1つ減ります。

箱に詰めて集荷か持ち込み

KutoonWash に送るときは、靴を前もって段ボールか紙袋に詰めておきます。

申し込んでから靴が戻るまでの流れは、店と宅配の違いと一緒に、店と宅配を比べた記事に書いています。

送るときは、玄関先で集荷してもらうか、ファミリーマートや PUDO に持ち込むかを選べます。受付は日本のどこからでもできます。

2足パックは送料も入る

美靴パックの料金は2足で1パック(7,590円〜・表示は最低料金・税込)で、往復の送料もこの中に入ります。靴は左右そろって1足と数えるので、紳士靴1足と婦人靴1足のように種類が違っても1パックに収まります。ただし、北海道・沖縄・離島から送るときは、この送料の扱いは当てはまりません。決められた業者の陸便を使うことも前提です。

補償はどこまでしてもらえるか

KutoonWashの補償の上限10000円と機械洗いは補償なしの決まりとエナメル革や爬虫類の革など素材の注意を並べた早見
補償の上限と素材の注意の早見

結論

補償の上限と対象外は会社の規約で決まるので、送る前に読んでおきます

注意

美靴パックの補償の決まりは、申し込む前に公式で確かめます

何年も履いた大事な一足ほど、もし傷んだらどうなるのかが先に浮かびますよね。補償の上限を先に知っておくと、任せる靴を落ち着いて選べます。

上限は会社の規約で決まる

過失で起きた事故について、KutoonWash は規約で10,000円までを補償の範囲としています。機械洗いのコースは、補償の対象外です。補償の上限と対象外は会社の規約で決まるので、出す前に規約の補償の項目を読んでおきます。

玄関の床に茶色と黒の革靴が並び後ろに空の靴箱と前に白紙のメモがある絵
玄関の床に茶色と黒の革靴が並び後ろに空の靴箱と前に白紙のメモがある絵

美靴パックの補償は先に確認

10,000円という上限は KutoonWash の規約の数字で、美靴パックにそのまま当てはまるものではありません。2社を比べるときは、補償の決まりをそれぞれの公式で確かめることになります。

出す前に状態を確かめる

国民生活センターは衣類のクリーニングの例で、出す時と受け取る時に、状態を店と一緒によく確かめるよう呼びかけています。利用する店のルールを確かめておくことも挙げています。

出典:国民生活センター「見守り新鮮情報 第476号」

衣類の例ではありますが、送る前と受け取ったあとに靴の状態を見ておく考え方は、宅配で靴を任せるときにも使えますよね。

革靴の素材で気をつけることは

注意

エナメル革は美靴パックで受け付けられない場合があり、爬虫類の革を使った靴は受け付けない靴に入っています。ビンテージ品やレア商品は KutoonWash が受け付けません

長く履いた革靴と、光沢のあるエナメルの靴を一緒に送ろうとして、手が止まることがあります。素材の注意を先に見ておくと、送る靴と家に残す靴が分かれます。

古い革は硬くなる場合がある

KutoonWash の規約では、皮革は年月による劣化で、硬くなったりひびが入ったりする可能性があります。汚れがひどく付いたシミも、洗ったあとにかえって目立つ場合もあります。こうした場合は、再洗・弁償・補償をしない決まりです。

エナメル革は先に相談

美靴パックによると、エナメル革は水で革がはがれるおそれがあるため、受け付けられない場合があります。その場合は、別に相談する形です。劣化してひび割れた靴や、破損がひどくなりそうな靴、オーダーメイドの靴、爬虫類の革を使った靴は、受け付けない靴に入っています。

高い靴は手洗いのコースで

値の張る靴は、機械のコースではなく手洗いのコースで申し込みます。年代物のビンテージ品や数の少ないレア商品は、KutoonWash では送っても受付の対象外です。

起毛した革のスエードを任せる前の注意点は、料金と合わせて別の記事で扱っています。

丈のあるブーツや羊の毛皮のブーツなら、料金と出す時期を次の記事で扱っています。

値段の張る靴ほど、仕上がりの話より先に、手洗いのコースを選んでいるかと、受け付けない靴の条件を見ておくと安心です。

2足まとめるか1足ずつにするか

紳士靴1足に磨き仕上げと防カビ加工を付けて関東の例で6790円のKutoonWashと2足まで7590円からで往復の送料込みの美靴パックを並べた図
1足ずつ選ぶ形と2足を1パックにする形の違い

平日用の紳士靴と冠婚葬祭のパンプスが靴箱に並んでいると、1足ずつ値段を足すうちに総額が見えなくなりがちです。2足を1パックで頼むと決めれば、総額の計算が1行で済みます。

2足あれば1パックで

美靴パックの料金は2足で1パック(7,590円〜・表示は最低料金・税込)なので、1足あたり 3,795円です。預ける商品によっては、7,590円に追加の料金が加わることもあると公式は書いています。2足ともに補色加工を頼む場合は、990円が2足ぶん加わり、見込みの額は 9,570円〜です。エナメルや布の靴には補色を付けられません。

紳士靴や婦人靴が手元に2足あるなら、その2足を1パックの料金に収められる美靴パックがまず候補になります。

仕事の革靴は1足ずつ

KutoonWash で紳士靴1足に磨き仕上げと防カビ加工を付けると、2,200円+1,100円+1,320円です。これに往復の送料を足すと、関東の例で 6,790円(税込)になります。2足のうち1足に磨き仕上げ、もう1足に撥水加工を付けると、関東の例で 8,620円(税込)になります。この送料の額は関東の例です。住んでいる場所と送る足数で上下します。

この 8,620円と美靴パックの料金は、オプションや送料の条件がそろわないので、安い・高いでは比べられません。仕事の革靴に磨きや防カビを1足ずつ選んで付けたいなら、KutoonWash の手洗いのコースという手もあります。

次の文字のリンクで KutoonWash の公式サイトへ移ると、紳士靴のコースと磨き仕上げの額が並んだ料金表を見られます。

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軽い汚れは家で手入れ

汚れが表面に乗っているだけの靴なら、まだ家のブラシとクリームで十分と感じますよね。私も革靴は、ときどき風通しのいい所に置いて、ブラシでほこりを払うくらいしか手入れをしていません。その程度なので、出番の少ない時期や湿気の多い梅雨どきには、革靴にカビを見つけることもたまにあります。

ブラシとクリームを使う日々の流れは、次の記事で順に説明しています。

スニーカーやブーツも含めた料金の一覧と、手元に戻るまでの日数は、料金の記事で見られます。

表面のほこりは家のブラシで落とし続け、クリーナーで落ちない汚れやシミが出た靴だけクリーニングに出す、という分け方もできます。

エナメル革の靴は、先に美靴パックに相談します。爬虫類の革を使った靴は、美靴パックでは受け付けない靴です。KutoonWash に送れない年代物や希少な靴が混じっていないかも、箱に詰める前に見ておきます。任せる靴と足数が決まったら、下のボタンから美靴パックの公式サイトを開けます。対応できる靴の一覧と2足の料金を確かめてから、頼むかどうかを決められます。

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  • 2足までを1パックにして、往復の送料が入った料金で頼めると公式は案内しています。

よくある質問

Q1.革靴のカビはクリーニングで取れるか

A.美靴パックでは、カビ取りは1足あたり 1,870円の別料金です。特に赤カビや黒カビ、根まで入りこんだカビは、取ったあとも跡になって残る可能性があるとされています。KutoonWash に送る靴にカビが付いていると、程度によっては料金が上乗せされます。または、送料分を引いて返金されたうえで靴が戻されます。カビの付いた靴を手洗いのコースで出すときの選び方と、防カビ加工の料金は、カビの靴をクリーニングに出すときの記事にまとめています。

Q2.ブランドの革靴も出せるか

A.ブランドの名前で出せるかどうかを分けた記載は、2社の公式に見当たりません。KutoonWash はビンテージ品やレア商品を、美靴パックはオーダーメイドの靴などを、受け付けない靴にしています。KutoonWash は、LINE で靴の写真を送れば、向くオプションを紹介してもらえると案内しています。出せるかどうかは、申し込む前に規約と受け付けない靴の一覧で見比べておきます。

Q3.パンプスも同じコースで出せるか

A.KutoonWash の料金表では、紳士靴とパンプスが同じ1つのコースで、1足 2,200円(税込)です。美靴パックも、対応できる靴の一覧に紳士靴と並べて婦人靴(ミュール・ハイヒール)を挙げています。

手持ちの革靴から任せる靴を決める

靴箱の革靴を並べてみると、家で手入れを続ける靴と、任せたい靴が分かれてきます。補償の上限と素材の注意で任せる靴を絞れば、2足を1パックにするか、1足ずつオプションを選ぶかも決めやすくなります。

靴の種類で選ぶ2つの頼み先

スニーカーを手洗いとオプションで任せるならKutoonWash、革靴やブーツを2足まとめて出すなら美靴パック、と靴の種類で分けると選びやすいです。

項目KutoonWash(クトゥーンウォッシュ)スニーカーを手洗いとオプションで美靴パック革靴やブーツを2足まとめて
向く靴スニーカー・子ども靴・革靴・ブーツ・ムートン革靴・ブーツ・ムートン・スニーカー
料金の形1足ずつコースとオプションを選ぶ2足までで1パックの料金(表示は最低料金)
往復の送料地域と足数で決まる・商品の合計10,000円以上で無料パックの料金に入る(北海道・沖縄・離島は除く)
カビカビの靴は手洗いのコースで・防カビ加工ありカビ除去は1足ごとに別料金
保管6〜12か月のオプション最大7か月のオプション
公式サイトへ

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どちらも宅配で送るので、素材の注意と受け付けない靴を公式で見てから決めます。