ムートンブーツの洗い方 家で洗って分かった洗剤とこすり方と乾かし方
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ムートンブーツは、乾いたブラシと、羊毛用の洗剤を少し混ぜた冷たい水で汚れた所を叩くように拭く所までなら家でできます。
丸ごと濡らすと、中まで乾かすのが難しくなります。私も一度丸ごと洗って、思ったほど落ちませんでした。丸ごと洗うところから先は、任せるのも一つです。
冬を前にムートンを出して、シミや臭いが気になった人も多いと思います。洗剤は何を使えばいいのか、どれくらいこすっていいのか、中まで乾くのかと、迷う所はいくつもあります。
この記事では、私が家で洗うときに迷った5つのことの順に、ブランドやメーカーの公式の案内を並べました。
この記事で分かること
- 本物の毛皮か合成かで洗い方が変わる
- 強くこするより乾いたブラシと汚れた所の拭き取り
- 熱を当てずに日陰で中まで乾かす
- 酸素系漂白剤はウールと革に使えない
ムートンにはどんな洗剤を使えばいいか

私はムートンのように家で洗いにくい物を洗うときは、まずどんな洗剤を使っていいかが気になりました。変な薬剤で色が落ちたりシミができたりするのが嫌だったからです。
一度丸ごと洗ったときも、洗剤は何を使っていいか分からないままでした。
本物の毛皮か合成かを見る
私のムートンは、本物か合成かが分かりません。結構高かったので本物と思いたいのですが、どちらにしても洗い方がよく分からないままでした。
ムートンブーツと呼ばれる靴には、羊の毛皮(シープスキン)の物と、合成の素材でムートン風に作った物があります。本物は水でぬらして絞った布で表面を拭き、合成は水洗いできる表示があれば洗剤で洗う、と洗濯の会社は分けて案内しています。

| 素材 | 使える洗剤 | 洗い方と乾かし方 |
|---|---|---|
| 本物の羊の毛皮 | 羊毛用の洗剤を冷たい水に少し・シープスキン用のクリーナー | 汚れた所を叩くように拭き、乾いたタオルに水分を吸わせて日陰で乾かす |
| 合成のムートン風 | 水洗いできる表示があれば中性の洗濯用洗剤(温度は表示に合わせる) | 優しく振り洗いする・乾きにくい内側をタオルで重点的に拭く・日陰で乾かす |
| スエード | 起毛革用のシャンプーやクリーナー | 形を整えて陰干し(くわしくはスエードの記事) |
使える洗剤と洗い方は羊の毛皮か合成かで分かれるので、先に靴の表示で素材を確かめます。
羊毛用の洗剤か専用クリーナー
本物の羊の毛皮だった場合に使う洗剤は、ふだんの洗濯用とは別に考えます。羊の毛皮は繊細な素材です。
洗うなら、羊毛用の洗剤を冷たい水に少し混ぜ、きれいな布で叩くように汚れた所だけを洗うとブランドの公式は案内しています。シープスキン用のクリーナーがあれば、それを使ってもかまいません。
目立たない所で先に試す
色落ちが心配なのは、どの洗剤を選んでも同じです。
どの洗剤も、目立たない小さな所で先に試し、色と手触りが変わらないかを確かめてから使います。
一部だけ濡らすと線が出る
起毛の革にクリーナーを吹きかけるときは、面全体にかけると、水の線を残さずに均一に乾きます。起毛した革を丸ごと水で洗う手順でも、表面をしっかり濡らしてから洗います。
クリーナーを吹きかけるなら、面の一部だけでなく面全体にかけます。
どれくらいこすっていいのか
私は汚れが落ちないのも嫌で、かといってどれくらいこすっていいのかが分かりませんでした。こすりすぎて毛並みが変わるのも、こすり足りずに汚れが残るのも避けたかったからです。
ブラシから始める
起毛した革を洗う手順は、濡らす前にブラシでほこりを落とす所から始まります。ブラシは前後に軽くかけて、毛の間の汚れを浮かせます。
汚れが気になっても、最初は濡らさずにブラシをかけます。
消しゴムは1回ごとに様子を見る
表面のこすれた跡には、消しゴム状のクリーナーを乾いたまま使います。軽く一方向に動かし、1回ごとに落ち具合を確かめて、毛を寝かせないよう公式は案内しています。
ブラシと消しゴムの細かい使い方は、「スエードの靴の洗い方 水で落とせる汚れと任せたい汚れ」にまとめています。
強くこすると油分が落ちる
洗ったあとに手触りがごわついたと感じるなら、羊の毛皮の油分が落ちたせいかもしれません。強く洗ったりこすったりすると、羊の毛皮がもともと持つ油分(ラノリン)が落ちます。
こするときは力を入れず、汚れを浮かせる程度にとどめます。
家でできる手入れの順

ブランドと洗濯の会社の案内を合わせると、家でできる手入れは5つの手順にまとまります。ブラシをかける、汚れた所を叩くように拭く、タオルで水気を取る、形を整えて日陰で乾かす、乾いてからまたブラシをかける、の順です。
表面をしっかり濡らして丸ごと洗う手順も、手入れ用品の会社は起毛した革の靴向けに出しています。ただ、丸ごと濡らすと次に困るのが、中まで乾かすことです。
この5つの順なら、丸ごと濡らさずに家で手入れができます。
中まで乾かすにはどうする
私は中までしっかり乾かす方法が分かりませんでした。ドライヤーは傷みそうで使えず、陰干しで中まで乾くかも分かりません。乾くかどうかは天気にもよります。
そう考えると、洗うのが億劫になりました。
中の水をタオルで取る
濡れたムートンは、干す前にタオルで水気を取ります。本物のムートンなら、乾いたタオルに水分を吸わせます。
合成のムートンを水洗いしたときは、乾きにくい内側をタオルで重点的に拭くと洗濯の会社は案内しています。
形を整えて日陰で干す
水気を取ったら、靴の形を整えて、風通しのよい日陰で乾かします。起毛した革を洗ったあとも、シューキーパーで形を整えて陰干しする手順です。

中まで乾いたかを見分ける方法は、私が見た案内には書かれていませんでした。ここが家で洗うときにいちばん迷う所で、あとの節の任せるかどうかの分かれ目にもなります。
ドライヤーの熱は当てない
早く乾かしたくても、私はドライヤーを当てるのは傷みそうでためらいました。
注意
羊の毛皮は温かい水や熱で縮み、形が変わるので、ドライヤーなどの熱で乾かさないようブランドの公式は書いています。
乾くのに時間がかかっても、熱は当てずに待ちます。
乾燥剤を入れ晴れの日に洗う
乾くかどうかは天気しだいなので、晴れの続く日を選んで洗い始めるのでいいと思います。靴の中に靴用の乾燥剤を入れておくと、湿気を取る助けになります。
乾かす場所と日を先に決めておくと、洗い始めるときの気持ちが楽になります。
洗ってもきれいになった気がしない
私はシーズンの終わり、しまうときに汚いなと思って、一度ムートンを丸ごと水につけて洗いました。でも思ったよりも汚れは落ちず、乾かしたあとは変な線がついていました。毛の艶もなくなった気がしました。

そのときは正直、やらなきゃよかったと思いました。それ以来、丸ごとは洗っていません。
外側の汚れが気になるときは拭いていますが、あまり効果はないと感じています。
シミは取れないこともある
シミの種類や、シミがついてからの時間によっては、起毛革用のシャンプーでも取れないことがあると手入れ用品の会社も書いています。同じ会社は、そのシャンプーで水洗いすると色落ちやシミ、ムラになる特殊な皮革もあると注意しています。
時間がたったシミは、家の手入れでは落ちきらないこともあると考えておくと気が楽です。
毛並みは乾いてから整える
見た目と手触りは、完全に乾いてからブラシをかけて整えます。陰干しで乾かしたあとに、スエード用のブラシで毛並みを整える手順を、洗濯の会社も案内しています。
オキシクリーンはムートンに使えるか
子どもの運動靴は、40〜50度のお湯にオキシクリーンを溶かしてつけ置きしたら、きれいになりました。でもムートンに使ったら色が落ちそうで、どうしたらいいんだろうと思いました。
ウールと革には使えない
酸素系漂白剤のメーカーは、ウールやウール混紡、革(レザー)には使えないと案内しています。羊の毛皮のムートンは、表の革も中の毛もこれに当たります。
結論
酸素系漂白剤はウールと革に使えないので、羊の毛皮のムートンには使いません。
合成は洗濯表示と注意書きを見る
合成のムートンも、水洗いできるかどうかは靴の表示で分かれます。酸素系漂白剤は水洗いできる素材に使う物で、水洗いできない物には使いません。
合成の素材のムートン風の靴は、靴の洗濯表示と漂白剤の注意書きの両方を見てから決めます。
スニーカーと分けて考える
つけ置きでうまくいったのは、水洗いできる布やゴムの運動靴でした。その運動靴でも、すべての汚れや臭いが落ちるわけではないとメーカーは添えています。
スニーカーでうまくいったつけ置きは、ムートンとは分けて考えます。
乾かしと仕上がりで任せる所を決める

ここまで考えて、私はどうしたらいいんだろうと迷いました。履き続けていると、中の方を洗うのは無理だなとも感じます。
家で手入れするか任せるかは、乾かす場所と日が取れるかと、残ったシミが気になるかの2つで、靴ごとに分けると考えやすいです。
乾かす日が取れないとき
丸ごと濡らすほど、乾かしと縮みとシミの心配が増えます。中まで乾かす場所と晴れの続く日が思い浮かばないなら、丸ごと洗うところから先は任せる手があります。
残ったシミが気になるとき
ブラシと汚れた所の拭き取りのあとも残るシミは、任せても跡が残ることがあると店の公式も書いています。仕上がりを見てがっかりしないためには、どこまで戻れば満足かが決まっていると楽です。
残ったシミを任せるなら、満足できる線を先に決めてから頼みます。
頼むときの料金と出す時期
ムートンを任せるときの料金と保管、出す時期は、「ムートンブーツとロングブーツのクリーニング 料金と出す時期」に書きました。
KutoonWash(クトゥーンウォッシュ)には、ムートンブーツを1足ずつ手洗いするコースと、保管(6〜12か月)のオプションがあります。ただ、規約ではビンテージ品やレア商品は受け付けていないので、手元のムートンが当たりそうなら送る前に見ておきます。
リンクの先は KutoonWash の公式サイトです。ムートンブーツ1足を手洗いする値段と、保管(6〜12か月)のオプションの値段をそこで見られます。
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KutoonWash の公式サイトでムートンブーツの料金と保管のオプションを見る
カビが生えていたらどうする
しまっておいたムートンを出したら、白や黒の点が出ていて驚くこともありますよね。カビの取り方は、靴の素材を傷めないかで選びます。
塩素系のカビ取りは使わない
家にある塩素系のカビ取り剤は、ムートンには使わずにおきます。市販のカビ取り剤は塩素系の強いアルカリ性の物が多く、素材の色素を壊してカビを取ります。
そのため革の染色や塗装を傷つける恐れがある、と手入れ用品の会社は書いています。
根が残ると跡が残る
赤や黒のカビや根から生えている所は、任せても跡が残る可能性があると店の公式は書いています。
靴のカビを家で落とす手順は、「靴のカビの落とし方 革とスエードと布それぞれの手順」にまとめています。
カビの生えた靴を、手洗いと防カビの加工まで任せるときの話は、「カビの生えた靴をクリーニングに任せるとき 手洗いのコースと防カビ加工」にまとめています。
根まで入ったカビは、跡が残ることも考えに入れて任せるかを決めます。
防水スプレーは要るのか
私はムートンを買ったときに、防水スプレーをかけておくと汚れがつきにくいと聞いたので、それからは防水スプレーをかけています。汚れが怖くて雨の日は履けないという声もあれば、防水スプレーをしておけば少しの雨なら大丈夫という声もあります。
雨や雪の日に履くなら
雨に濡れた起毛の革には、シミが出ることがあります。手入れ用品の会社は、乾いたあとの仕上げに防水スプレーをかける手順にしています。かけるのは、きれいで乾いた靴にです。
屋外でマスクをしてかける手順とスプレーの選び方は、「スエードの靴の洗い方 水で落とせる汚れと任せたい汚れ」に書きました。
雨や雪の日にも履くなら、乾いたきれいな状態で防水スプレーをかけておくと安心です。
よくある質問
Q1.ムートンブーツは洗濯機で洗えるか
A.羊の毛皮は繊細な素材なので、洗濯機で洗うのは勧めないとブランドの公式は書いています。合成のムートン風の靴で水洗いできる表示があっても、洗濯の会社は手で優しく振り洗いする手順を案内しています。
Q2.ブーツの中の臭いが気になるときはどうするか
A.消臭のスプレーを中にかけたら、完全に乾いてから履きます。湿気が気になるときは、靴用の乾燥剤を中に入れておくのもよいと思います。
Q3.UGG のブーツも同じ手入れでいいか
A.UGG のブーツも、まず靴の表示と、そのブランドが出している手入れの案内を見てから進めます。この記事の手順は、羊の毛皮のブーツを作っているブランドの公式の案内をもとにしています。どのブランドでも、目立たない所で色と手触りを試してから進めると安心です。
家で洗うか任せるかを靴ごとに決める
乾かす場所と晴れの日がすぐに思い浮かぶなら、その靴はブラシと汚れた所の拭き取りで、家で手入れを続けられます。乾かす場所や日が思い浮かばない靴や、拭いても残るシミが気になる靴は、任せることにしておくと気持ちが軽くなると思います。
靴の種類で選ぶ2つの頼み先
スニーカーを手洗いとオプションで任せるならKutoonWash、革靴やブーツを2足まとめて出すなら美靴パック、と靴の種類で分けると選びやすいです。
| 項目 | KutoonWash(クトゥーンウォッシュ)スニーカーを手洗いとオプションで | 美靴パック革靴やブーツを2足まとめて |
|---|---|---|
| 向く靴 | スニーカー・子ども靴・革靴・ブーツ・ムートン | 革靴・ブーツ・ムートン・スニーカー |
| 料金の形 | 1足ずつコースとオプションを選ぶ | 2足までで1パックの料金(表示は最低料金) |
| 往復の送料 | 地域と足数で決まる・商品の合計10,000円以上で無料 | パックの料金に入る(北海道・沖縄・離島は除く) |
| カビ | カビの靴は手洗いのコースで・防カビ加工あり | カビ除去は1足ごとに別料金 |
| 保管 | 6〜12か月のオプション | 最大7か月のオプション |
| 公式サイトへ | 【PR】 KutoonWash の公式サイトを見る | 【PR】 美靴パックの公式サイトを見る |
どちらも宅配で送るので、素材の注意と受け付けない靴を公式で見てから決めます。


