大事な靴のクリーニングと洗い方 自分で洗う靴とプロに任せる靴

スニーカーの黄ばみ取り 布の黄ばみの原因と家で落とす手順

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明るい洗面所の台に白い布のスニーカーと洗い桶とブラシが並ぶ絵にスニーカーの黄ばみ取り 布の黄ばみの原因と家で落とす手順の文字

布のスニーカーの黄ばみは、靴の表示で漂白剤が使えるかを先に見て、使えるなら酸素系漂白剤を製品の表示どおりに使い、洗剤が残らなくなるまですすいで日陰で乾かします。洗剤のすすぎ残りは黄ばみのもとになり、直射日光や熱で乾かすと変色や変質のもとになると、メーカーやブランドは書いています。だから落とすときの洗い方が、そのまま防ぎ方にもなります。

白いスニーカーが黄色っぽくなると、ハイターに漬ければ白くなるのかなと考えますよね。でも生地が傷みそうで、手が止まる人も多いと思います。

この記事では、黄ばむ理由から、家で落とす手順、漂白剤と重曹の向き不向き、洗ったあとに黄ばんだときの手当てまでを順に並べました。

この記事で分かること

  1. すすぎ残りは黄ばみのもとで日なたや熱の乾燥は変色のもと
  2. 塩素系は白い綿などだけに使いほかと混ぜない
  3. 酸素系は水洗いできる布に表示どおり使う
  4. 繊維が変わった黄ばみは戻らない

白いスニーカーが黄ばむのはなぜ

窓辺の日陰で靴用ハンガーに干された白い布のスニーカーの絵
窓辺の日陰で靴用ハンガーに干された白い布のスニーカーの絵

黄ばみをどう落とすかは、何が黄ばみのもとかで変わります。黄ばみや変色のもととしてメーカーとブランドが書いているのは、大きく5つです。

洗剤のすすぎ残り

洗ったつもりでも、繊維の奥に洗剤が残ることがあります。

白い物は、すすぎが足りないとシミや黄変の原因にもなります。

繊維に洗剤が残ると、黄ばみの原因になります。

日なたや熱で乾かす

早く乾かしたくて、日なたに出したりストーブのそばに置いたりしがちです。直射日光で長く干すと、繊維や樹脂が傷むことがあります。

直射日光やストーブ、乾燥機で乾かすと、変色や変質の原因になります。

塩素系やスプレーでも黄ばむ

白くしようとして使った物が、かえって黄ばみのもとになることもあります。塩素系漂白剤は、素材や環境によって黄変の原因になります。防水や撥水のスプレーも、使うスプレーによっては黄変のおそれがあります。

繊維の変質は漂白で戻らない

長く履いた靴の黄ばみには、洗っても漂白しても変わらないものがあります。繊維そのものが変わって黄ばんだものは、漂白剤でも元に戻りません。

結論

洗剤のすすぎ残りは黄ばみのもとになり、直射日光や熱で乾かすと変色や変質のもとになります。繊維が変わった黄ばみは漂白しても戻りません。

黄ばみや変色のもと5つとそれぞれの起きることと落とし方と防ぎ方を並べた早見の図
布の黄ばみのもとと落とし方の早見

ゴムのソールの黄ばみは布とはもとが違うので、別の記事にまとめています。ソールの黄ばみのうち、家で白くできるものと戻らないものは、「スニーカーのソールの黄ばみ 家で白くできる所と戻らない所」に書きました。

もとが分かれば、次に見るのは家で落とせる黄ばみかどうかです。

布の黄ばみを家で落とす手順は

ここからは、布のスニーカーを家で洗うときの順番です。乾いたブラシをかける、洗剤液でこする、つけ置きする、すすぐ、乾かす、の順に進めます。

先に表示と素材を見る

洗い始める前に、靴の中や箱の表示を見ておきます。キャンバスには中性洗剤を使います。

スエードや革の部分がある靴は、その部分の手入れを「スエードの靴の洗い方 水で落とせる汚れと任せたい汚れ」で確かめてから進めます。

靴の表示で、水洗いと漂白剤が使えるか、革や合成皮革の部分が無いかを先に見ます。

乾いたブラシで泥を落とす

いきなり水につけると、泥が繊維に広がります。

濡らす前に乾いたブラシで泥とほこりを落とします。

洗剤液でやさしくこする

黄ばみが目につくと、つい強くこすりたくなります。

台の上にひもと中敷きを外した白い布のスニーカーと水を張った洗い桶とブラシが置かれた絵
台の上にひもと中敷きを外した白い布のスニーカーと水を張った洗い桶とブラシが置かれた絵

ひもと中敷きを外し、洗剤液をつけたブラシで、力を入れすぎずにやさしくこすります。

残る黄ばみは酸素系に漬ける

こすっても残る黄ばみには、漬けて落とす方法があります。私は子どもの運動靴の泥汚れを、お湯にオキシクリーンを溶かしてつけ置きしたことがあります。運動靴の泥汚れは、そのつけ置きですごくきれいになりました。

それで、布の靴の汚れは漬けて落とせるのだと知りました。ただ、黄ばみに酸素系漂白剤を使うなら、お湯の温度も漬ける時間も、製品の表示に合わせます。酸素系漂白剤のメーカーは、生地が傷んだり色が落ちたりするので、決まった時間を超えて漬けないよう書いています。

革や合成皮革、スエードの部分がある靴には使えません。接着剤が多い靴や色の濃い靴は、つけ置きの前に製品の注意書きで使えるかを見ておくと安心です。

酸素系でつけ置きする手順の全体は、靴の洗い方の記事にまとめています。

落ちない黄ばみは、使える靴なら、目立たない所で先に試してから、酸素系漂白剤に表示どおりの濃さと時間で漬けます。

洗剤が残らなくなるまですすぐ

つけ置きで白くなっても、ここで手を抜くと黄ばみがまた出るもとになります。

つけ置きのあとも、ブラシでこすりながらきれいな水で洗剤を十分に流します。

日陰で形を整えて乾かす

最後の乾かし方も、黄ばみに関わります。

洗ったあとの臭いが気になる人に向けて、臭うスニーカーをつけ置きで洗う記事を用意しています。

洗い終えた靴は、水気をタオルで吸わせてから形を整え、風の通る日陰に置いて乾かします。

ハイターや漂白剤は使っていいの

家にある漂白剤がハイターだけ、という人も多いですよね。漂白剤には塩素系と酸素系があり、使える布がはっきり分かれます。

塩素系は白い綿などだけ

ハイターなど塩素系は白無地の木綿・麻・ポリエステル・アクリル用で、ナイロンやポリウレタン、色柄の物には使えないとメーカーは書いています。

靴の表示で素材を見てから、使うかを決めます。

塩素系で黄ばむこともある

黄ばみを消したくて塩素系を使い、別の黄ばみが出ることもあります。塩素系漂白剤は漂白する力が強く、繊維を傷めやすいという注意があります。

塩素系漂白剤は、素材や使う環境によって黄変の原因になります。

酸素系は水洗いできる布に

酸素系漂白剤は弱アルカリ性で、布のつけ置きに向いています。

塩素系と酸素系の漂白剤の使える布と色柄の物と使えない物を左右に並べ混ぜないことを添えた図
塩素系と酸素系の漂白剤の違い
見る所塩素系(ハイターなど)酸素系
使える布水洗いできる白無地の木綿・麻・ポリエステル・アクリル水洗いできる布
色柄の物使えない使える
使えない物毛・絹・ナイロン・ポリウレタン・金属の付属品毛・絹(粉末)・革・合成皮革・防水や撥水の加工・漂白剤の使用禁止の表示

ブランドで扱いが違う

靴のブランドによって、漂白剤への考え方が分かれています。コンバースは、キャンバスや繊維素材に漂白剤を使うと変色や褪色の原因になる、としています。ナイキは、レザーやスエードには使わないほうがよいとしたうえで、キャンバスの白を明るく戻すには効果的と書いています。

どちらが正しいというより、靴の作りが違うと考えておくと迷いません。

自分の靴のブランドの案内を先に見ます。

漂白剤はほかと混ぜない

漂白剤を使うときに、いちばん気をつけたいのが混ぜることです。

注意

塩素系は酸性の洗剤や食酢と混ざると塩素ガスが出ます。塩素系と酸素系が混ざった液も使わずに捨て、ふたをして置かないでください。

重曹で黄ばみは取れるの

重曹なら漂白剤より穏やかそうで、黄ばみにも使えそうに思えます。

漂白剤としての案内は無い

重曹は弱アルカリ性の粉で、メーカーは漂白剤としての使い方を案内していません。

革の部分には使わない

ヒールの補強やロゴに革を使ったスニーカーもあります。重曹の使えない物には、革製品が入っています。

革の部分がある靴には、重曹を使わないようにします。

黄ばみには酸素系を先に

黄ばみを落とす物として案内があるのは、酸素系漂白剤のほうです。

黄ばみには、表示を見て酸素系のつけ置きを先に試すほうがメーカーの案内に沿います。

洗ったあとに黄ばんだら

水を張ったたらいのそばにたたんだタオルと白い布のスニーカーが置かれた絵
水を張ったたらいのそばにたたんだタオルと白い布のスニーカーが置かれた絵

せっかく洗ったのに、乾いたら前より黄色くなっていることがあります。SNS では、白いスニーカーは「何度洗っても黄ばむ」という声も見かけます。

洗剤が残っていないか見る

何度洗っても黄ばむと、洗い方の何が違うのか分からなくなりますよね。

洗ったあとに黄ばんだなら、まずすすぎ残りと乾かし方を思い返します。

もう一度よくすすぐ

繊維に残った洗剤を流すのが目的なので、ブラシで布を軽く押しながら水を通します。

きれいな水でもう一度よくすすぎ、洗剤を流しきります。

日陰で乾かし直す

日なたやストーブのそばで乾かしていたなら、乾かし方も変えます。

すすいだら直射日光と熱を避け、風通しのよい日陰で乾かし直します。

残るなら酸素系を試す

すすぎと乾かし方を変えても黄ばみが残ることもあります。

それでも残る黄ばみは、表示で使える靴なら酸素系のつけ置きを試します。

戻らない黄ばみもある

ここまで試しても白くならない黄ばみもあります。酸素系のメーカーも、すべての汚れが落ちるわけではないと添えています。

繊維が変わった黄ばみは戻らないので、試しても白くならなければそこで手を止めます。

黄ばみを防ぐ洗い方と干し方

十分にすすぐ・日陰で乾かす・熱を避ける・防水や撥水のスプレーは試すの4つを並べた図
黄ばみを防ぐすすぎと干し方

黄ばみのもとが分かると、防ぎ方は落とすときの洗い方と同じになります。

すすぎを長めにとる

洗剤で汚れを落とすことに気を取られて、すすぎは短くなりがちです。

洗うたびに、洗剤が残らなくなるまで十分にすすぐのがいちばんの防ぎ方です。

直射日光と熱を避ける

洗った日に乾かしたくても、急いで熱を当てないようにします。天日干しは色あせの原因にもなるので避けたほうがよい、と靴のブランドは書いています。

履かない時期のしまい方は、靴の保管の記事にまとめています。

干すのは日陰で、ドライヤーやストーブで急いで乾かさないようにします。

防水スプレーは試してから

汚れを防ぐために、防水スプレーをかける人もいると思います。

防水や撥水のスプレーで靴が黄変することがあるので、目立たない所で先に試します。

布を傷めたくないときは

黄ばんだ白いスニーカーを前に、今日は家で酸素系のつけ置きを試すか、任せるかで迷うこともありますよね。家で試せる靴かどうかは、ここまで見てきた表示で分かれます。

漬けられない靴は任せる

革や合成皮革の部分がある靴、防水の加工がある靴、漂白剤の使用禁止の表示がある靴は、家で酸素系に漬けられません。布を傷めたくない靴も、無理に漬けなくてかまいません。

靴のクリーニングには、1足ずつ手洗い専用の洗剤で洗うコースがあります。家で漬けられない靴は、手洗いに任せる手もあります。

布の黄ばみは写真を送って聞く

任せる場合も、布の黄ばみがどこまで落ちるかは公式に書かれていません。キャンバス生地は、洗って黄変や色落ち、接着剤の輪ジミが出る場合があると規約にあります。靴の写真を LINE で送れば、その靴に合うオプションを教えてもらえる仕組みです。

申し込む前に写真を送って、黄ばみがどこまで落ちそうかを聞いておくと、仕上がりを見てがっかりせずにすみます。

手洗いの料金と、黄ばみ取りがどの黄ばみ向けかは、「スニーカーのクリーニング 機械洗いと手洗いの違いと黄ばみ取りのオプション」に書きました。

ビンテージ品やレア商品は受け付けられないと規約に書かれているので、手元の靴が当たりそうなら、送る前に確かめておくと安心です。下のリンクを押すと、KutoonWash(クトゥーンウォッシュ)の公式サイトが開きます。スニーカーの手洗いのコースとオプションの料金が見られます。

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よくある質問

Q1.ナイキの白いスニーカーも同じ落とし方でいいか

A.ナイキはキャンバスの白を戻すのに漂白剤は効果的としつつ、レザーやスエードには使わないほうがよいと書いています。同じナイキでも素材が違うので、靴の表示で布か革かを見てから、布の部分にだけこの記事の手順を使います。

Q2.色のついたスニーカーにも漂白剤は使えるか

A.塩素系は色物や柄物に使えませんが、酸素系は色柄物にも使えます。それでも色落ちすることがあるので、目立たない所で試し、変色や白い布への色移りが無いかを確かめてから使います。

Q3.洗濯機で洗ってもいいか

A.酸素系漂白剤のメーカーが載せているスニーカーのつけ置きの手順では、洗濯機は使わないと書かれています。

洗濯機とコインランドリーで洗える靴と洗えない靴の見分け方は、スニーカーを洗濯機で洗う記事にまとめています。

表示を見て家で洗うか任せるか決める

靴の表示を見て、酸素系に漬けられる布なら、つけ置きと十分なすすぎ、日陰での乾燥で、家で落とせます。革や加工のある靴は手洗いに任せ、黄ばみは写真を送って聞いてから決めます。表示ひとつで、次の手が分かれます。

靴の種類で選ぶ2つの頼み先

スニーカーを手洗いとオプションで任せるならKutoonWash、革靴やブーツを2足まとめて出すなら美靴パック、と靴の種類で分けると選びやすいです。

項目KutoonWash(クトゥーンウォッシュ)スニーカーを手洗いとオプションで美靴パック革靴やブーツを2足まとめて
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どちらも宅配で送るので、素材の注意と受け付けない靴を公式で見てから決めます。