靴の洗い方 素材ごとの手順と専門店に任せたい靴
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靴は洗う前に、靴の表示と洗剤の注意書きで素材を見て、つけ置きに入れる靴・手で洗う靴・水に入れない靴に分けると、大事な靴を傷めずにすみます。子どもの運動靴と同じ液に、自分の靴も入れていいのか迷う人は多いと思います。
ここでは、酸素系漂白剤のつけ置きの手順と、布・合皮・革・スエードの分け方をまとめました。洗剤の選び方と、家で洗う靴と任せたい靴の分かれ目も書いています。
この記事で分かること
- 洗う前に靴の表示と注意書きを見る
- 布とメッシュは手で洗えてつけ置きもできる
- 革とスエードは水洗いを避ける案内がある
- 傷めたら困る靴は任せる手もある
オキシクリーンで靴を洗うには

毎日泥だらけで帰ってくる子どもの運動靴を、私は40〜50度のお湯にオキシクリーン(酸素系漂白剤)を溶かしてつけてみたことがあります。量は表示どおりにして、3〜4時間ほど漬けていました。
洗い上がりを見ると、すごくきれいになっていました。
それから、ほかの靴も同じように洗えるのかが気になりました。メーカーの案内をたどると、手順の前に確かめることがいくつかあります。
使える素材かを先に見る
酸素系漂白剤は、どの素材にも使えるわけではありません。オキシクリーンが使えないものには、革やウール、シルク、ドライクリーニングのみと表示された衣類、金属の付属品が挙がっています。
金属は変色する可能性があるとも書かれているので、金具の付いた靴も気をつけたい所です。液を作る前にやることは、靴の表示と製品の注意書きを読むことです。
目立たない所で試す
色の濃い靴や、色の切り替えのある靴は、液で色落ちしないかが気になりますよね。耐色性のある生地にだけ使える、という注意もあります。
使う前に目立たない所で試し、乾かしてから色落ちがないかを見るよう、注意書きにあります。
表示の温度のお湯で溶かす
溶かすときはゴム手袋をして、金属でない棒で混ぜます。混ぜる間は容器に顔を近づけすぎず、窓を開けて換気をします。
お湯は製品の表示の温度に合わせ、熱湯は使いません。
注意
熱湯は使わず、ゴム手袋をして換気をします。密閉した容器で混ぜたり置いたりせず、洗濯洗剤以外の塩素系の漂白剤や家庭用洗剤とも混ぜないよう表示されています。

漬ける時間は表示どおり
長く漬けるほど落ちそうに思えますが、漬ける時間の目安と上限は製品によって違います。生地を傷めたり色落ちしたりすることがあるとして、上限を短めに書いている製品もあります。
私が漬けた3〜4時間は、オキシクリーンの案内の上限の内です。オキシ漬けの手順では、20分ほどが目安で、最大6時間までとされています。
汚れの程度や種類で効き目は変わるので、量や時間は汚れに合わせて調節するよう書かれています。
こすってよくすすぐ
液から上げた靴は、ブラシで表面をなでるように軽くこすります。力を入れてゴシゴシ洗うと、靴の素材を傷める場合があります。
オキシクリーンのよくある質問のページには、汚れや臭いが全部落ちるとは限らないという一文もあります。こすったあとは、洗剤が残らないようにしっかりすすぎます。
日陰で形を整えて干す
すすいだら乾いた布で水気を取り、形を整えて風通しのよい日陰に置きます。日なたやストーブの前に置いたり、乾燥機に入れたりすると、形が崩れたり縮んだり、色が変わったりする原因になるとブランドは注意しています。
中のほうまで水気を抜いて干すコツは、ムートンブーツを家で洗う記事に載せました。
あわせて読むムートンブーツの洗い方 家で洗って分かった洗剤とこすり方と乾かし方
上履きを毎週洗うときの段取りは、上履きの洗い方の記事に書きました。
あわせて読む上履きの洗い方 オキシクリーンのつけ置きと月曜までに乾かす段取り
同じつけ置きを大事な靴にも使えるか
子どもの靴がきれいになると、自分の靴もまとめて入れたくなります。
革を使ったスニーカーを、あえてつけ置きで試した生活情報の記事があります。ぱっと見はきれいになったものの、「細かい部分で剥げた箇所がありました」とのことでした。
私も以前、ムートンを丸ごと洗って思うようにいかず、それからはムートンを丸ごと水に入れるのはやめました。
素材で洗い方が変わる
泥なのか黒ずみなのか、布なのか革なのかで、合う洗い方も変わってきます。革は濡れると形が変わりやすいので、布の靴よりそっと扱います。
合成皮革は年数がたつと傷むこともあるので、靴に使われている素材を先に確かめます。同じ液に入れる前に、靴を素材ごとに分けて考えます。
布とメッシュはつけ置きもできる
水洗いできる布やメッシュの靴は、中性洗剤とブラシで手で洗えます。ガンコな汚れには、つけおき洗いも使えます。
製品の表示で使える素材なら、布やメッシュの靴はつけ置きもできます。

合皮は注意書きで確かめる
合成皮革は、オキシクリーンが使えないものの一覧には入っていません。一方で花王は、酸素系漂白剤を使えない靴に合成皮革を挙げていて、製品によって扱いが違います。
革は水洗いを避けるよう案内
汚れがひどくなる前に、革靴用のクリーナーで手入れしておく形もあります。天然皮革は水で洗うと縮んだり、色が変わったり、硬くなったりすることがあるので、つけ置きにも入れません。
革靴を店や宅配に頼む場合の話は、革靴のクリーニングの記事で扱っています。
あわせて読む革靴のクリーニング 丸洗いと磨きの違いと補償の上限
スエードとムートンは別に扱う
スエードのような起毛皮革も、水洗いを避けるよう案内されています。本物のムートンは羊皮で、酸素系漂白剤が使えないものの一覧にあるウールと革に当たります。
羊の毛皮に似せた合成の靴なら、水洗いOKの表示が付いているかを先に見ます。スエードと本物のムートンは、つけ置きに入れません。

結論
布とメッシュは表示で使える素材ならつけ置きもでき、合皮は注意書きで確かめ、革とスエードと本物のムートンはつけ置きに入れません。
布やメッシュの靴はどう洗う
布の靴は家で洗える靴ですが、白い靴ほど黄ばみが出ないかが気になりますよね。手で洗うときの順番を、靴と洗剤のメーカーの案内でたどります。
泥は乾かしてから払う
泥が付いているときは、乾かしてからブラシで払い落とします。洗う前に靴ひもと中敷きを外しておくと、ひもの下や靴の中まで洗いやすくなります。
中性洗剤で軽くこする
布の靴は熱湯を避け、中性洗剤をつけたブラシで軽く洗います。洗剤をかけたまま長く置くのも避けます。
ブラシは軽く動かし、ゴシゴシこすらないようにします。
漂白剤は靴の案内を見て選ぶ
キャンバスに漂白剤や漂白性の強い洗剤を使うと、変色や色あせのもとになるとするブランドがあります。一方で、白い上履きやスニーカーに向けた酸素系漂白剤の商品を出すメーカーもあります。
漂白剤は、靴の表示とブランドの案内を読んでから選びます。
塩素系と酸素系の違いと、布の黄ばみの落とし方は、スニーカーの黄ばみの記事にまとめました。
あわせて読むスニーカーの黄ばみ取り 布の黄ばみの原因と家で落とす手順
すすぎを十分に
洗剤が布に残ったままだと、白い靴ではあとで黄色いしみが浮くことがあります。
白い布の靴は、洗剤が残らなくなるまですすぎます。
ソールの黄ばみのうち家で白くできるものは、ソールの黄ばみの記事で書いています。
あわせて読むスニーカーのソールの黄ばみ 家で白くできる所と戻らない所
合皮の靴はどう洗う
合皮の靴は見た目が革に近いので、水で洗っていいのか迷いますよね。合成皮革の手入れは、ブランドによって案内が分かれています。
湿らせた布で落とす
汚れが表面に付いているだけなら、拭くだけで落ちることもあります。合成皮革は、ブラシか、水で適度に湿らせた布で汚れを落とすよう案内するブランドがあります。
洗うなら手早く
スポーツ靴のメーカーには、合成繊維と人工皮革の靴を水につけて靴用シャンプーで洗う案内があります。宅配の家事サービスの会社の人は、長く浸けると素材が固くなる恐れがあると話しています。
合皮の靴を水で洗うなら、水に触れる時間を短めにして手早く済ませます。
ひび割れは年数で出ることがある
洗ったあとにひびを見つけると、洗い方のせいかと思ってしまいます。合成皮革やウレタンの底は、使う回数にかかわらず、年数とともに亀裂やはがれが出る恐れがあります。
湿気の多い所では、特にその変化が起きやすくなります。洗う前にひびやはがれがないかを見て、汚れとは分けて考えます。
靴を洗う洗剤は何を選ぶ

家にある洗剤で済ませたいと思うと、どれを使えばいいか迷います。洗剤は、靴のメーカーの案内と洗剤の表示の両方から選びます。
靴のメーカーは中性洗剤を案内
靴のメーカーの案内では、布の靴を中性洗剤や靴用の洗剤で洗う形が多く見られます。中敷きの汚れも、洗濯用の中性洗剤か靴用の洗剤で優しくこするよう案内されています。
洗剤は、製品の表示で靴の素材に使えるかを見て選びます。
ウタマロは白い布の黒ずみに
ウタマロ石けんは、上履きやスニーカーの黒ずみにも使える、部分洗い用の洗濯石けんです。弱アルカリ性で蛍光増白剤が入っているため、衣類では淡い色が白っぽくなることがあり、色柄物は色落ちや変色の可能性があるとメーカーは書いています。
靴でも、色の付いたものや生成りのものは、目立たない所で少し試してから使うと安心です。
台所用の洗剤は用途外
台所用の中性洗剤は、表示の用途が食器や調理用具です。使用上の注意には「用途外に使わない」と書かれています。
靴には、靴用か洗濯用の洗剤を使うのが基本です。ナイキのように、十分な量の水で薄めた食器用洗剤を挙げる靴のメーカーもあります。くわしくはブランドのスニーカーの記事に書いています。
あわせて読むニューバランスとナイキのスニーカーの洗い方 公式の手入れと素材ごとの違い
酸素系はつけ置き用
酸素系漂白剤は、ブラシで洗っても落ちにくい汚れを、つけ置きで落とすときに使います。洗濯洗剤以外の、塩素系の漂白剤や家庭用洗剤などとは混ぜないよう、製品に表示されています。
酸素系漂白剤は、混ぜてはいけない製品を表示で確かめてから、つけ置きに使います。
2種類の漂白剤の性質の差は、前に挙げた黄ばみの記事を見てください。
あわせて読むスニーカーの黄ばみ取り 布の黄ばみの原因と家で落とす手順
臭いの残る靴への重曹の使い方は、スニーカーの臭いの記事に書いています。
あわせて読む臭うスニーカーの洗い方 オキシクリーンのつけ置きと重曹の使いどころ
家で洗う靴と任せたい靴の分かれ目は
子どもの靴なら気軽につけ置きできても、自分の大事な靴を前にすると、同じ液に入れるのが怖くて手が止まります。分かれ目は、水で洗える素材かどうかと、傷めたら困る靴かどうかの2つです。
家で洗える靴の見分け方
水洗いできる布やメッシュの靴は、メーカーの案内でも手で洗う形が示されています。水洗いできる布やメッシュの靴で、使える洗剤が表示で分かるものは、家で洗って十分だと思います。
革やスエードの靴は別の記事へ
革靴やスエード、ムートンのように、水洗いを避ける案内がある靴は、家のつけ置きには入れません。こうした靴は、家での手入れの仕方と、任せたときの料金を見てから決めます。
靴を任せたときの料金と、戻ってくるまでの日数は、靴のクリーニングの料金の記事に書いています。
あわせて読む靴のクリーニングの料金と頼み方 かかる日数と仕上がりの目安
スエードの汚れを家で落とす順番は、スエードの洗い方の記事にまとめています。
あわせて読むスエードの靴の洗い方 水で落とせる汚れと任せたい汚れ
羊の毛皮のブーツの手入れは、別の記事に分けて書いています。
あわせて読むムートンブーツの洗い方 家で洗って分かった洗剤とこすり方と乾かし方
スニーカーは手洗いで任せる手も
宅配で機械で洗ってもらう場合と手で洗ってもらう場合の違いは、こちらで比べました。
あわせて読むスニーカーのクリーニング 機械洗いと手洗いの違いと黄ばみ取りのオプション
布や合皮のスニーカーで、傷めたら困る大事な一足は、手洗いのコースで任せる手もあります。KutoonWash(クトゥーンウォッシュ)では、機械のコースとは別に、大切な靴や高級な靴向けの手洗いコースを設けています。
スニーカー1足を手洗いのコースで洗ってもらうといくらかは、次の文字のリンクで KutoonWash の公式サイトを開くと分かります。
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古いモデルや数の少ない限定品は受付の対象外なので、そうした一足は申し込みの前に KutoonWash の規約を読んでおきます。
任せても素材の注意はある
任せた場合でも、素材によっては変化が出ることがあります。KutoonWash の規約を読むと、キャンバス生地に黄変・色落ち・接着剤の輪ジミが出る場合がある、という一文があります。スウェードは、硬化・白化・色落ちの可能性があるそうです。
任せる前に、規約の素材の注意を読んでおきます。

結論
表示で洗える布やメッシュの靴は家で洗い、革やスエードやムートンは手入れと料金の記事を見て決め、大事なスニーカーは手洗いで任せることも考えます。
次の週末に洗う前に、玄関で靴を洗い桶に入れる側と棚に戻す側に並べ分けてみてください。分けてから洗い始めると、大事な靴をうっかり液に入れずにすみます。
よくある質問
Q1.靴を洗濯機で洗ってもいいか
A.キャンバスの靴を洗濯機で洗うと、余計な摩耗が生じて靴の構造にダメージを与える可能性があると、スニーカーのメーカーは書いています。布の靴も、ブラシで軽く手で洗うよう案内されています。洗濯機に入れてはいけない靴の見分け方は、スニーカーを洗濯機で洗う記事で扱っています。
Q2.オキシクリーンとほかの洗剤を混ぜてもいいか
A.オキシクリーンは、洗濯洗剤以外のもの(アンモニアを含む製品、還元系漂白剤、塩素系漂白剤、家庭用洗剤)とは混ぜないよう表示されています。塩素系の洗剤と酸性タイプの洗剤が混ざると塩素ガスが出るので、製品の裏面の注意表示を読んでから使います。
Q3.中敷きも一緒につけ置きしていいか
A.差し込み式の中敷きは原則として洗わず、匂いが気になったときに陰干しする程度にとどめるよう、スポーツ靴のメーカーは書いています。汚れが気になるときは、洗濯用の中性洗剤か靴用の洗剤をつけた歯ブラシで優しくこする案内もあります。中敷きはつけ置きに入れず、外して別に手入れします。
Q4.早く乾かしたいときに日なたや乾燥機を使ってもいいか
A.急いで熱を当てると、靴が縮んだり形が崩れたりするとブランドは注意しています。靴は、風の通る日陰に置いて乾かします。型くずれさせずに干すやり方は、ブーツの記事で順に書いています。
靴の種類で選ぶ2つの頼み先
スニーカーを手洗いとオプションで任せるならKutoonWash、革靴やブーツを2足まとめて出すなら美靴パック、と靴の種類で分けると選びやすいです。
| 項目 | KutoonWash(クトゥーンウォッシュ)スニーカーを手洗いとオプションで | 美靴パック革靴やブーツを2足まとめて |
|---|---|---|
| 向く靴 | スニーカー・子ども靴・革靴・ブーツ・ムートン | 革靴・ブーツ・ムートン・スニーカー |
| 料金の形 | 1足ずつコースとオプションを選ぶ | 2足までで1パックの料金(表示は最低料金) |
| 往復の送料 | 地域と足数で決まる・商品の合計10,000円以上で無料 | パックの料金に入る(北海道・沖縄・離島は除く) |
| カビ | カビの靴は手洗いのコースで・防カビ加工あり | カビ除去は1足ごとに別料金 |
| 保管 | 6〜12か月のオプション | 最大7か月のオプション |
| 公式サイトへ | 【PR】 KutoonWash の公式サイトを見る | 【PR】 美靴パックの公式サイトを見る |
どちらも宅配で送るので、素材の注意と受け付けない靴を公式で見てから決めます。


